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■第24回札幌大会を終えて 

会長:後藤雅宣

 北海道での初の研究発表大会となった第24回大会も、天候にも恵まれ、盛況のうちに無事に終了いたしました。ご参加くださいました会員の皆様、本当にありがとうございました。
 本学会にとって、これまで未開の地であった北海道で、皆様とともに有意義な時間を共有できたのも、ひとえに李先生をはじめとする大会実行委員会の方々の、弛まぬご尽力のお陰であったことは言うまでもありません。会員数の少ない地でしたので、組織作りからの大変なご労苦が伴ったこととお察しいたし、この場をお借りしてあらためて御礼申し上げます。制作研究発表会場においても、さまざまな制約の中で最大限工夫を凝らしていただき、いつもの年よりもむしろ、バリエーション豊かな研究発表を目にできたように感じました。
 北海道立近代美術館主任学芸員である五十嵐聡美先生の基調講演では、演題が「AINU ART−その造形の力」と設定され、北海道ならではの、素材と造形に関わる魂を実感することもでき、本大会のテーマであった「造形を考え直す:モノづくり、ことづくり、人づくり」にふさわしいものでした。
 会員の皆様が持ちより発表くださったさまざまな研究成果が、一つの大きな柱によって束ねられた、そんな印象を強く受ける大会となりました。「造形を考え直す」という、いわば最も基礎的な出発点から、それぞれが自身の研究を再考していくといった貴重な時間を、北海道の大地で実現できたのではないでしょうか。
 それらが、さらに一年間という研究時間を経て、また新しい成果として結実し、次回第25回 名古屋大会にて存分に展開されることを、心より祈念いたします。

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