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■台湾基礎造形学会 大会参加報告

アジア基礎造形学会担当:星加民雄

「台湾基礎造形学会10周年記念大会に参加して」

 台湾基礎造形学会10周年記念大会が今年8月1日に国立台湾芸術大学で開催されました。正式に学会として認可されるまでは、日本基礎造形学会を見本とし、特に朝倉先生を中心に日本からの様々なかたちの協力体制のなかで学会活動が行われておりました。今年が正式に学会として認可され10年目を迎える記念すべき年ということで、私を含め、韓国や中国からの代表講演者が招待され、盛大に記念大会が開催される運びとなりました。
  林品章先生による開会の挨拶があり、その後、私は最初の講演者として「基礎造形教育における発想の切り口とその展開」をテーマにして講演させていただきました。そして韓国の金志R氏、中国の王喜艶氏、そして大会会場である国立台湾芸術大学の王怡美氏の講演が行われ、4人のパネラーによる基礎造形教育の現状についての討論会が行われました。パネルディスカッションの中では、学生の意欲の低下に伴う基礎造形教育の方法論などに関心が向けられていました。
  夕方の懇親会の会場には、これまでの歩みが年代ごとに展示されており、朝倉先生の貢献度の大きさがパネル展示から如実に伝わってきました。また穂積先生をはじめ、日本基礎造形学会のメンバーの顔写真を見つけると、何だかうれしくなりました。翌日のエキスカーションは台風のため取りやめとなりましたが、台風の真っただ中にも関わらず夕食への招待を受けるなど、台湾基礎造形学会のメンバーの気配りと暖かい歓迎ぶりに感激した3日間となりました。

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