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■「日本学術会議協力学術研究団体」指定について

組織整備担当:穂積穀重

学術会議「協力団体」として認定されました

 9月21日、理事会のメーリングリストに高橋事務局長からビッグニュースが飛び込みました。
  「嬉しいニュース☆日本学術会議協力研究団体に指定」という件名が端的に物語るように、わが学会が待ち望んでいた認定(称号付与)の通知が届いた、というのです。日本学術会議 金沢一郎会長名 9月16日付けで当学会 藤本会長宛の文書と関連書類の写しも添付されていました。この僅か半月前の9月5日、西宮大会の総会の席上で私から「3月に申請手続きをし、現在審査を受けている段階」である旨報告しましたが、その結果がタッチの差で届きました。 
この知らせを受けて理事会メールでは即レスポンスが交わされ、在外研究中の常見(イギリス)、三枝(韓国)両理事を含めて互いに喜び合うとともに、新たな発展に向けた展望が語られました。公的に「学会」として認定されることは長年の念願でしたが、藤本会長、高橋事務局長はじめ理事各位の協力のもと、ここにようやく実現したわけです。この大きな前進をすべての会員の皆様と共に祝いたいと思います。
  ところで、「学会らしい学会」とはどんなものであるか、私なりに改めて考えてみます。第一に、その学問分野の(我々の場合は造形研究・教育・制作の)発展に寄与すべく質の高い活動をしていること。第二に、その活動を円滑に進めるための組織体制が確立されていること。第三に、活動内容を国内外に発信し、社会に還元し貢献していること。などであろうかと思いますが、わが学会はこれらを充たすために以下のような真摯な努力を重ねてきました。
定期的に開催する大会・研究発表会の内容を充実させ、審査体制を整えた論文集・作品集を刊行し、学会賞等の表彰制度を定め、市民に公開する講演・シンポジウム・展覧会を開催し、海外の関係学会と連合学会を形成して交流を推進していること、等々です。また、これを支える理事会組織も徐々に整備され、専門部と担当理事制が軌道に乗ってきています。これらの実態が公的に認められたという意味で、今回の指定は大きな意義があります。
今後は指定団体として様々な活動に係る権利を保有しますが、我々の力量に合った無理のない活動を目指して、皆様のご意見も頂きながら進めていきたいと思います。関連情報は随時、会報、HP、メール等でお知らせします。

※ 参考として「日本学術会議協力学術研究団体」について、そのホームページから抜粋して紹介しておきます。
日本学術会議協力学術研究団体とは
「日本学術会議協力学術研究団体」は、日本学術会議と各団体との間で緊密な協力関係を持つことを目的とし、従来の登録学術研究団体及び広報協力学術研究団体に代わって、平成17年10月に設けられました (日本学術会議会則第三十四条)。日本学術会議からは、広報刊行物、ニュースメール等の配布・配信、会議の共催や後援などを行っています。
日本学術会議協力学術研究団体としての要件は何ですか?
@学術研究の向上発達を図ることを主たる目的とし、かつその目的とする分野における学術研究団体として活動しているものであること、A研究者の自主的な集まりで、研究者自身の運営によるものであること、B「学術研究団体」の場合は、その構成員(個人会員)の数が100人以上であることです。(以下略)
それぞれのHPアドレス
 日本学術会議ホームページ→http://www.scj.go.jp/
 協力団体に関する項目→http://www.scj.go.jp/ja/group/dantai/index.html
 当学会がリストアップされているページ→http://www.scj.go.jp/ja/info/link/link_touroku_na.html#niki

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