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■新体制発足にあたって

会長 穂積 穀重

 2005年4月1日をもって新執行部が発足しました。新しい会長として、また新理事会を代表してご挨拶申し上げます。
 前任の稲垣会長、運営委員の皆様には学会賞制定や作品集刊行など、会の基盤を整え着実に発展させて頂いたことに深く感謝いたします。誠にご苦労様でした。新執行部はそれらの成果を受け継ぎ発展させ、会員諸氏のご協力のもと本学会の存在意義を一層高める施策を遂行していきたいと存じますので宜しくお願いいたします。
 さて、昨年度実施された国立大学の法人化に象徴されるように、これからの組織は自らの存在を賭けて競争原理と社会の厳しい評価に耐えていかねばならない時代となりました。学術団体も同様に、研究活動のレベルだけでなく社会にどれだけ貢献できるかが、ますます問われことになりますが、幸いわが学会は会員数こそ小規模ですが社会にアピールできるさまざまな特徴と魅力を持っています。具体的には、基礎造形研究という一点を共有しながら多様な領域で活躍する研究者・教育者を擁していること、作品制作を理論研究と同様の重みで評価し制作系の活動を推奨・支援していること、東アジア近隣諸国・地域の学会と連携しグローバルな視点で活動していること、などです。これらの資産に誇りをもち、有効に活用し更なる発展をめざして邁進しましょう。

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