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■日本基礎造形学第13回大会(山梨大会)を終えて

日本基礎造形学会山梨大会 実行委員長  篠根 肇

皆さまに遠路足をお運び頂いてから、はや一ヶ月。山梨・小淵沢は、すっかり秋の気配に包まれております。さて、去る9月7日〜8日の二日間にわたり、日本アーツオブビューティ専門学校ならびにアルソア本社において日本基礎造形学会山梨大会が滞りなく開催されましたことをご報告申し上げます。
今回の大会は、会員40名、学生会員17名の参加をはじめ、関係各位の参加、ご協力の下、盛況のうちに開催することができました。
一日目の基調講演は公開講座形式をとらせて頂き、一般の参加者も一緒に神戸芸術工科大学教授・杉浦康平先生による「宇宙を呑む−アジア宇宙大巨神の系譜−」というテーマのもと曼荼羅を始めとする造形の中に込められた世界観を詳細に解説いただきました。とりわけ講演の最後に、基礎造形を学ぶ若い世代に向けられたメッセージは、非常に感銘深いものがありました。

また、時間があまりない中にもかかわらず、ギャラリートークにおける作品発表36名、口頭発表にも12名という多くの申し込みを頂き、各会場において活発な意見や発言があり、多少なりとも交換・交流が深められたのではないかと感じております。作品ならびに口頭発表の概要については、同封の概要集に収められておりますので、ご参照くださいますようお願いいたします。

なにぶん不慣れな対応の中での大会運営となり、参加いただいた会員の皆様にご不自由をかけた点もあったかと存じますが、改めてこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
偏に今回の大会幹事校という大任を曲がりなりにも務めさせていただくことができましたのは、稲垣会長を始めとする事務局の荒井先生、三枝先生のご指導の賜物であり、併せてご参加いただいた会員の皆さまのご協力があったればこそと、実行委員会スタッフ一同深く感謝申し上げる次第です。

2003年は東京での開催とお聞きしております。多くの会員の皆様と、またお会いできますことを祈念いたし、ご挨拶とさせていただきます。

基調講演をされる杉浦先生 総会風景 ギャラリートーク風景 懇親会でアルソア本社宛の感謝状を読み上げる稲垣会長
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