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■アジア基礎造形連合学会2023札幌大会(第34回日本基礎造形学会併催)のご報告

大会実行委員長:李知恩

 アジア基礎造形連合学会2023札幌大会(アジア大会)が9月1-2日の2日間、北海道札幌市で開催されました。日本基礎造形学会の第34回大会としても併催されましたが、国内で開催されるアジア大会は8年に一度の機会でした。中国、韓国、台湾、タイ、日本のアジア各地域から大勢の参加があり、大会への参加人数は134名、論文発表75編、作品発表379点、口頭発表20件でした。
 大会初日のシンポジウムでは谷口文保氏、尹智博氏、金呈起氏、李元坤氏、陳光大氏、王照明氏、LUO Baoquan氏の7名のシンポジストが「アフターコロナ時代における基礎とは何か」をテーマに基礎造形の基礎について語って頂きました。



 午後の日本代表・村松俊夫氏、韓国代表・金志氏、台湾代表・黄雅玲氏による各地域代表の研究が紹介されました。その後、オープニングを記念するテープカットや各地域代表や招待作家7名(後藤雅宣氏、齋藤正人氏、嚴赫鎔氏、郭哲岸氏、連俊名氏、LUO Baoquan氏)によるギャラリートーク(アジア)も楽しくおこなわれました。大会初日の夜は交流会で、アトラクションなどを通じて大いに盛り上がりました。
 大会二日目の午前・午後に口頭発表で、8会場で24件、ポスター発表は41件の発表がおこなわれました。午後は作品展でギャラリートーク(国内)が行われました。そして、最後に日本基礎造形学会の総会がおこなわれ、大会の全ては無事に終了することができました。今年は久保村里正氏が学会賞を、寺田勝三氏が研究奨励賞を受賞しました。



 このように今年度のアジア基礎造形連合学会2023札幌大会は、アジア各地域から多くのご参加があり、さらに関係者によるご支援がひとしお大きく、短い期間ではありましたが、楽しく充実した大会をおこなうことができました。改めて御礼申し上げたいと存じ上げます。ありがとうございました。
 最後に2023札幌大会ではBest Artwork Award作品選定が行われ、16名(MURAMATSU Toshio, KOGA Kazuhiro, LI Jing, CHUN Jongup, SONG Gyae Young, CHUNG Min, JEONG Byoungguk, JUNG Sunyoung, KANG Hoon, SEO Eunsun, KWAK Nojun, LEE Heangwoo, SHIN Heajeong, HUANG Wentsong, MA Yanxia)の作品が受賞されました。
 さらに口頭発表(英語)についてExcellent Presentation Paper Award 選定が行われ、4名の学生(YANG Yi, LIU Ziwei, LIU Xinying, LIN Yuhsiu)の論文が受賞されました。

 追伸:次回のアジア大会(2025年)は中国・広州です。

[札幌大会 実行委員メンバー一覧]
石松丈佳(名古屋工業大学) 川部大輔(北星学園大学短期大学) 久保村里正(文教大学)
古賀和博(中村学園大学短期大学部) 坂本牧葉(北海道情報大学) 高橋延昌(会津大学短期大学部)
中島千絵(玉川大学) 花輪大輔(北海道教育大学) ベジンソク(秋田公立美術大学)
森下慎也(九州産業大学造形短期大学部) 山本真紀(北海道教育大学) 李知恩(北海道教育大学)

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