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■第29回 日本基礎造形学会 埼玉大会をふりかえって 

会長:村松俊夫

 晴天に恵まれた9月8日(土)・9日(日)の両日、第29回日本基礎造形学会埼玉大会が文教大学越谷キャンパスにおいておこなわれました。参加者50名余、国内作品出品者35名、国外作品出品者113名の多くの参加者を得て盛会のうちに無事終了いたしました。ご参加くださりまして、まことにありがとうございました。
 大会テーマに「基礎造形と表現の多様化」を掲げ、基調講演には皆様よくご存じの岩井俊雄先生(メディアアーティスト・絵本作家)においでいただきました。また、和田直人先生(学会員)のコーディネートのもと、岩井先生と中川素子先生(絵本研究家・文教大学名誉教授)をゲストパネラーにお迎えし「絵本」をキーワードにしたパネルディスカッション、作品展、ギャラリートーク、口頭発表、また、韓国基礎造形学会会長、事務総長の先生方をお招きした懇親会、そして学会総会等、この2日間で極めて充実した大会になったと思います。
 この大会が盛会・成功裏に無事終了しましたことは、実行委員長の久保村里正先生をはじめ実行委員の皆さま、理事の皆さま、運営にご協力くださった会員の皆様、また文教大学関係諸氏、学生諸君の多くのご尽力の賜物と感謝し、重ねて御礼申し上げます。
 学会としての年次大会という1つの大きな行事は終わりましたが、今後も「論文集・作品集」の刊行、次年度の大会に向けての計画策定等重要な案件が控えております。来年は、いよいよ神戸芸術工科大学での「第30回記念大会」です。また、ふと気が付くとこの会報も「100号」の大台になりました。このような事業の積み重ねにも、会員の皆様からのご協力は欠かせません。今後とも、「日本基礎造形学会」の学会運営・学会発展のためより一層のお力添えをなにとぞよろしくお願い申し上げます。

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