| ■ご挨拶 |
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会長:石松丈佳
各地で桜の開花、満開宣言が聞こえる季節になりました。(というか、そうした時節に筆をとっております。)
会員の皆様におかれましては、ますますご活躍の事と拝察致します。現行理事会の体制による運営も何とか大過なく満1年を迎えることができました。これは一重に、理事の方々及び会員の皆様のご理解とご協力よるものに他ならず、この場をお借りしまして心より御礼申し上げます。
昨年は、尹先生始め実行委員のご尽力、また会員の皆様のご協力により、四国地区初の第36回日本基礎造形学会香川大会を成功裏に終えることができました。関係の方々に改めて御礼申し上げます。また私事になりますが、香川大会に前後して韓国基礎造形学会春季大会,カナダの学会*、アジア基礎造形学会広州大会への参加・発表と、これまでにない忙しくも充実した1年を過ごさせて頂きました。
話は前に戻りますが、この桜の時期にご紹介するのにいい歌がないか探していたところ「けふまでの 日はけふ捨てて 初桜 」という俳句を見つけました。詠み人は江戸時代の女流俳人、加賀千代女(かがのちよじょ)です。「今日までの悩みや過ぎ去ったことは、今日(この初桜が咲いた日)にすべて捨て去って、新しい気持ちで出発しよう」**という、潔く、前を向こうという心意気が詠まれています。私はどちらかというと悲観論者で、心配性の性格でいつもテンパってばかりで、その都度周りの方々に救って頂いているのですが、この句は、そんな私には大いに救いとなり、新しい年、月、日を新たな気持ちで始まりを迎えられる気がします。また加賀千代女は「朝顔や釣瓶とられてもらひ水」という句でも有名です。こちらの句は私の研究テーマである環境デザインに大いに関係があり、 貰い水をしてまでも朝顔の蔓を切らないでおこうという自然への優しさ、敬意が象徴的に表現されていると思います。この春、改めて初心にかえり、前を向いて、自然や他者に敬意を忘れず進もうと思います。皆様におかれましてはご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
さて、今年の37回日本基礎造形学会は、浜松市の静岡文化芸術大学において9月5日(土)・6日(日)に開催されます。小川直茂先生のもと実行員が組織され、「プレイフルマインド(遊び心)と基礎造形」というテーマのもと、着々と準備が進行中です。大会は、本学会の柱である基礎造形という礎に立脚し造形や思索を展開する者同士が、それぞれの考えを共有し、自らの位置を確認し、発展させる重要な機会だと思います。口頭発表、ポスター発表、作品発表を含め、会員の皆様の大会への積極的なご参加をお願い申し上げる次第です。
* Environmental Design Research Association EDRA56 Halifaxにおけるポスター発表
** https://haiku-textbook.com/cherry-blossoms-famous/
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